和歌


【明治天皇御製】

(一)
國民も つねにこころを あらはなむ みもすそ川の 清き流に
(二)
榊葉に かくる鏡を かがみにて 人もこころを みがけとぞ思ふ
(三)
ちはやぶる 神のまもりに よりてこそ わが葦原の くにはやすけれ
(四)
とこしえへに 國まもります 天地の 神のまつりを おろそかにすな
(五)
わがくには 神のすえゑなり 神まつる 昔のてぶり わするなよゆめ
(六)
おごそかに たもたざらめや 神代より うけつぎきたる うらやすのくに
(七)
めにみえぬ 神のこころに かようふこそ 人の心の まことなりけれ
(八)
あさみどり 澄みわたりたる 大空の 廣きをおのが 心ともがな
(九)
さしのぼる 朝日のごとく さはやかに もたまほしきは こころなりけり
(十)
おほぞらに そびえて見ゆる たかねにも 登ればのぼる 道はありけり

【鳥船行事の和歌】

(第一段)
朝夕に 神の御前に みそぎして すめらが御世に 仕えへまつらむ
(第二段)
遠つ神 固め修めし 大八洲 天地共に とはに栄えむ
(第三段)
天津神 國津神等 みそなはせ 思ひ猛びて 我が為す業を

【食前食後の和歌】

(食前感謝)
たなつもの 百の木草も 天照す 日の大神の めぐみえてこそ
(食後感謝)
朝よひに 物くふごとに 豊受の 神のめぐみを 思へ世の人


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